在宅介護をするには介護される側もさることながら、介護する側が健康でないとできないことに気づきました。

介護する側の健康ありき 在宅介護について

介護する側の健康ありき 在宅介護について

在宅介護は介護する側の健康があってこそ

高齢の家族がいると、介護をどうするかという新たなテーマが家の中に加わってきます。我が家では父が82歳、70代後半にアルツハイマー型認知症であると診断されて以来、これまで以上に注意深く、常に家族のだれかが見守らねばならない状況になりました。いちばん見守りや世話をする時間と回数が多いのは母で、父も着替えやお風呂などで裸体を見せるのは、娘である私には抵抗があるようです。そのため、排泄で失敗したときの着替えは母に任せ、洗濯ものを洗って干すといったことを、父から見えないところで受け持つなどして、母の負担軽減に努めています。現在、介護保険認定において要介護4となり、母と二人の老夫婦世帯であれば、在宅介護は介護の専門家の手を借りなければ、おそらくやっていけないと思います。幸いというのかどうなのか、私と妹が結婚せずに家にいて、しかも私は在宅で仕事をしているということもあって、いざというときの手助けや、母ができない法律上の申請手続きなどで役所に走っています。

政府はできるだけ施設への入所を減らし、在宅介護を進めていく考えだそうですが、介護されるほうは、正直なところよくわかっていないと思います。特に父は認知症で、今言ったことも覚えられませんので、今や妻のことも娘のことも、お姉さん、お姉さんと呼びます。けれど、誰もなりたくてなるわけではないのですから、できるだけ慣れ親しんだ我が家で穏やかに過ごさせてあげたいと思います。そのためには、介護をする者の健康が何よりも大事だと痛感するようになりました。特にこの夏、胃腸炎や咽頭炎を繰り返し患い、体重が大幅に減ってしまったことから、介護をしっかりするには自分自身がまず健康に留意し、しっかり栄養を取らないといけないという自覚を持つに至りました。時に暴言、時に暴力と、在宅介護は経験したことのない事態に見舞われますが、前向きな気持ちで取り組んでいけば、徐々にうまくなれるのかもしれないと思っています。

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